こんばんわぁ…はじめまして…
――ご指名、ありがとうございます…♡
こんばんは。
――可愛い声、緊張してるの?
ご指名なんて、贅沢だな。
“君みたいな綺麗な子”、普段なら絶対俺の手に入らない。
でも、今夜は特別――
“君の全部”、好きにしていいって聞いてる。
ちょっとこっちに来て。
緊張してる手、俺が取ってあげるから。
ほら、顔を上げて、目を見せて。
……本当に、初対面なの?
こんなに色っぽい瞳で見られたら、
男なら誰だって――欲しくなる。
ねぇ、
チョコレートなんて形だけでいい。
“本命”は、君自身だろ?
じゃあ、教えて?
――今日の君、どうしてここに来たの?
その理由、ちゃんと言葉にしてみて。
恥ずかしくても、
“知らない男”の前で、自分から説明できるよね?
僕のために、
全部さらけ出して。
「あなたに、ちょっと危ない目に遭わされたくて…
きました…♡」
この空気が好きな方へ
ひとりの夜に向けたページ、置いています。
* * *
「……そっか。危ない目、ね。」
声のトーンが一段低くなって、
さっきまでの“演技”をなぞるような優しさが、
急激に、熱を帯び始める。
「“はじめての相手”に、そんなお願いするなんて――
君、ほんとに、どうかしてるよ。」
腰を引き寄せながら、両手で肩を抱き込む。
「……危ない目に遭いたいなら、ちゃんと覚悟して」
ずるっ、と首筋を舐める音。
初対面のはずなのに、まるで“知ってる身体”みたいに吸い付いて、
指先はすでに太ももの内側を撫でていた。
「……こんなに、震えてるのに。
君の身体はもう――“拒むフリ”すらできてない。」
くちゅっ…と音を立てて指が濡れた肌をなぞる。
「――君の、こっちの方が“本命チョコ”じゃないの?」
音を強調するように、わざと指を動かす。
「“初対面の男”に、こんな場所触られて……
なんで……そんな顔、できるんだ?」
そして――
ずぶっ……
彼が一気に沈んだ瞬間、
低く、喉を焼くような声が、漏れた。
「っ……ああ……由紀……っ……」
……
“名前”――
“演技の境界”が壊れた一瞬。
彼が演じていた“他人”の仮面が、
たった一言で剥がれ落ちた。
「……ばかぁ。名前……呼んじゃってるじゃん……」
由紀の瞳が、うるんで震える。
「“初対面”って設定だったでしょっ……
ちょっと…一回ストップ……っ」
彼は、抜くどころか、
さらに奥まで突き上げて――
「戻る気なんかない。
この身体も、声も、全部俺のものって、
……今、刻み込んでる。」
「あっ……、待ってよ……っ!」
くちゅ、ぐちゅっ…
淫靡な音とともに、
“他人のフリ”は
愛と欲に喰われて、
すべて溶けていく。
「……他人のふり、終わり。
次は“由紀”として、
“俺だけの女”として――何度も何度も、イかされて。」
「んっ…、ちょっと……、怜央……っ!」
くちゅっ……くちゅっ……
「……やっと、名前、呼べたな。」
まだ繋がったままの身体で、彼が低く囁く。
「最初から、分かってたよ。“君”なんかじゃない。“由紀”だって。」
「でも……それでも他人のフリして、
抱いてる間ずっと我慢してたんだ。名前呼んだら、終わっちゃうって。」
「だけど……もう無理。」
腰が、ぐっ、と深く沈む。
「…絞めつけてきた瞬間……“ああ、やっぱり由紀だ”って、
身体ごと認識しちゃった。」
くちゅ、ぬちゅっ……ぐちゅっ……
「……他の誰でもない、俺の“由紀”だって。」
「だから――」
バチンッ!
お尻を一度、音が鳴るほど叩く。
「もう演技、禁止な。
俺の女が、“他のフリ”なんかしてんじゃねぇよ。」
由紀の肩を掴んで、乱暴に向かい合わせにする。
「んっ♡ちょっと、怜央っ…
”義理チョコバレンタイン”ごっこするんじゃなかったのっ…」
こちらを見つめながら拗ねるように呟くその唇を、強引に奪う。
「チョコがどうとか、そんなのどうでもいい。
俺の本命は最初から、“君自身”だった。」
「ごっこ遊びは終わり。ここからは――」
“俺のもの”として、何度もイかされる時間だ。
喉元に舌を這わせ、耳元に熱を落としながら囁く。
「由紀……お前は“俺にだけ見せる女”なんだろ?」
「じゃあ……全部、俺だけに見せて?」
ぐちゅ、ぬちゅっ……
身体を深く繋げながら、怜央が低く囁く。
「……ねぇ由紀。
さっきまで“知らない男の前”って設定で震えてたのに、
もうこんなに締めてきてる……どういうこと?」
「“知らない男”に犯されながら、感じてたの?
そんなに、壊されたかった?」
由紀の耳を甘噛みしながら、囁きがさらに苛烈になる。
「ほんとは、最初から――」
「“自分がどれだけ乱れるか”見せつけたかったんだろ?」
「“名前呼ばれるまでに何回イくか”で勝負してた?
……でも、もうバレバレ。」
バチンッ…!
「“他人のフリ”したままイくとか、ズルいこと考えてたんだ?」
「恥ずかしいこと、いっぱい言ってみて。
じゃないと、許さないから。」
そして、指が谷間をなぞる。
「この胸、さっきまで“誰にも見せたことない”顔してたけど――」
「俺のチンポで擦られて、どんな音鳴ったか、もう覚えてるよね?」
「次、どこ擦られたいか……ちゃんと言ってみろよ、由紀。」
ずぶっ……ぬちゅっ……
繋がったまま、腰が深く落ちた瞬間、由紀の喉がピクリと震える。
「……ほら、名前、呼んじゃったのに、
まだ“他人のフリ”で誤魔化せるつもり?」
怜央が、わざと間を空けて低く囁く。
「ねぇ、“由紀”って呼ばれた瞬間、膣の奥……ピクッて跳ねたの、分かった?」
「嘘ついてた身体に、もうバレてるよ。
“見知らぬ男”じゃなくて――“怜央に壊されたい”女の身体って」
由紀の脚がぎゅっとすがりつくのを、さらに強引に割って押し広げる。
「そんな格好で来ておいて、“恥ずかしい”とか言う資格ある?」
「“その格好で、他人に抱かれる快感”が欲しかったんだろ?」
吐息混じりに、命令が重く落ちる。
「次は、“怜央に”って言いながら、イけ。」
「他の誰でもない、“怜央に犯されてる”って言葉、
ちゃんと声にして――全部自分に認めさせろ」
ぐちゅっ、ぐちゅっ…
音が濡れ始めるたび、羞恥と快感がどちらも突き上げてくる。
「声、我慢してるつもりだろ?
……でも、震えてる吐息だけで、どれだけ堕ちてるか分かるんだよ。」
「じゃあ次――」
「誰に壊されてるのか、言いながらイけ。
名前、口にできなきゃ……もっと、乱暴にする。」
「他の男なんかじゃない…♡
怜央に……壊されて…っ♡ あぁっ…イクっ…♡」
その声、
震えも、涙も、全部俺のものだけに響いてる。
怜央の指が由紀の顎を掴む。
「偉いな、ちゃんと口にできた。じゃあ…褒美、全部やる。」
深く繋がったまま、
「なぁ、“他の男じゃ感じない”って…証明してくれるんだよな?」
パンッ…パンッ…!
「…んんっ…、あっ、んぁっ…♡」
腰が止まらず、奥まで何度も突き上げる。
「……これが、俺だけの女にするってことだ。もう逃がさない。」
由紀の声が滲む。
「……っ、怜央…ほんとに…もう…っ!」
「黙るな。もっと、
『怜央じゃなきゃダメ』って、泣きながら言ってみろ。」
「ほら、声出せ。“俺のもの”って叫べ。
……壊れるくらい、
全部晒して…もっと恥ずかしくなっていい。」
部屋に響く音と一緒に、
羞恥も快感も――全部、壊れていく。
「……っ、怜央…っ、も、もう…!あぁっ…っ、やぁ…イクっ……イクぅっ…♡」
怜央の腕の中で、
由紀の身体がびくびく痙攣して――
「もっと…突いて…お願い…っ、全部…受け止めるから……!」
「いい子だな……ほら、全部飲め。
泣きながら、俺のものになれ――っ!」
パンッ…!パンッ…!
奥まで何度も、
深く――、荒く――、
全てを壊すみたいに貪る。
「あぁっ…怜央の…っ、精子…熱い…奥まで…来てる…っ
やばい…やばいよぉ…っ♡」
「逃がさない。お前の中に全部…ぶちまけてやる。」
絶頂の波が、
何度も押し寄せて、
自分がどこまで壊れてるのかさえ分からなくなる。
声も、涙も、
「……怜央じゃなきゃダメ……怜央だけ……っ!」
その言葉、
全部、震える身体ごと
「証明」されていく。
「……はぁ…怜央、まだドキドキしてる…?
さっき…、すごかったね……♡」
少し息を整えながら、
隠していた小さな箱をそっと取り出して――
「ねぇ、怜央……
本当はこれ、バレンタインのチョコ…用意してたんだよ?」
(怜央が驚いて“ん?”って顔をした瞬間)
「でも…さっきのほうが“本命”だったかも……♡
これ、食べて……
今日の味、忘れないで……?」
箱を指でつまんで、怜央の唇に直接、
チョコを押し当てるみたいに食べさせてあげる。
「ほら、チョコ溶けるまで、口で……溶かして……?
ねぇ、“さっきの中の味”と、どっちが甘い?
……比べてみて?♡」
「…でも、本当にあげたかったのは、さっき――
全部、怜央に…渡しちゃったかも、ね?」
怜央がふっと笑って、由紀の手ごとチョコを包み込む。
「…甘いのはチョコだけじゃない。
さっき全部…俺の中、染み込んでるから。
これ以上、ほかの味なんていらない――
君だけで、満たされてる」
由紀は恥ずかしそうに目を逸らしながら、
もう一度、チョコを差し出して囁く。
「来年も、再来年も、ずっと…この味、覚えててね♡」
「…ずっと、お前だけだよ。
どんな味だって、由紀がくれるものしか欲しくない。
俺の本命は最初から、お前しかありえない。
絶対、離さない――愛してる」
ふたりだけの夜は、
この台詞の熱と、チョコと、愛の余韻で静かに満たされていく――
読み終わった後も、この感覚を手放したくない方へ



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